たまごづくり

たまご本来の自然の力、健康な力を甦らせたい

ふだんは誰もあまり意識しないのですが、どの家庭の食卓でも、たまごはいつもかなりの人気者といっていいでしょう。

生たまごに茹でたまご、目玉焼きにオムレツ、ベーコンエッグ、だし巻き、たまご豆腐、茶碗蒸し、それに洋菓子や和菓子、そして最近の料理には絶対に欠かせないマヨネーズ・・・というふうに、たまごは日本の食文化にしっかりと根をおろしています。

つまり、たまごの栄養が、人々の健康をかなりの部分で支えているということがいえるのです。そこで注目されるのがたまごそのものの品質です。本来、自然の生命の恵みをいっぱいに蓄えているはずのたまごですが、自然の摂理を無視した単なる量産システムからは、自然の力をそなえた本当に健康なたまごは生まれにくいといえます。

健康な親鳥こそが健康なたまごを生むのです。

創業以来、ナカヤマエッグが基本的な考えとしてきたのはこの単純な”りくつ”でした。

鶏の身になって大自然の恵に徹底した衛生管理の基、おいしい地下水と厳選した飼料をたっぷりと与える、この養鶏の正攻法にまじめに取り組み、ヒナの育成から採卵、選別、販売までの一貫した管理システムを構築してきたのです。

“たまごルネッサンス”

それは、たまご本来の自然の力、健康な力を甦らせるということ。
それこそが、ナカヤマエッグの願いなのです。

恵まれた自然環境を背景に。

ナカヤマエッグの直営ファームは、能登の入り口の宝達志水をベースに、穴水、輪島、能登の計4ヶ所にあります。

能登の大自然の中、澄んだ空気とおいしい地下水を与えることで元気で健康な、ひなから育てています。

各ファームは、さながら一貫教育の学園施設のように成長段階別に4つの鶏舎群に分けられ、どの施設も能登の大自然の恩恵を充分に取り入れるよう工夫されています。

しかも、どのファームも近くに名水が出るという””おいしい水””に恵まれた土地、約75%が水分であるたまごにとっては、この上ない自然環境といえるでしょう。

さらに、ナカヤマエッグのファームでは、各鶏舎の鶏を一度にすべてを交換するオールイン・オールアウト方式を採用し、衛生面での徹底管理を行うと同時に、ばらつきのない品質管理を行っています。

また、本社でも品質管理検査をしており、卵の黄身の色、白身の高さや殻の固さを毎日調べています。この検査で、何か異常が見つかれば、迅速に生産農場へ報告され、改善策が採られます。

当社では、1羽1羽が40gにも満たないヒヨコから大切に育て、育成させた健康な自慢できるような鶏です。この鶏から産まれた卵は、集卵され、本社にて洗浄、選別、パッキングのプロセスを経ることになります。当社では、パッキング工場は、HACCP認証済みの工場にて、最高品質のたまごを皆様にご提供しております。

皆さまとともに成長続けたい。

たまごは、国内で自給自足が成り立っている数少ない食品の1つ。ですから、私たち「たまご屋」は、1年間に300個以上もたまごを食べる日本の消費者の方々に対して、大きな責任を持っていることになります。

ところで、安全でおいしいたまごをつくらなければならないのはもちろんのことですが、健康志向の時代のニーズに合わせた””より健康に役立つたまご””を開発するのも私たちの責任です。

元気いっぱいに育った鶏たちが産んだたまごをさらにビタミンEやDHAなどを多く含んだたまごとして商品化しています。

また、ピンク卵、ビタミン強化たまご、オリゴ糖やビフィズス菌を与えた””腸美人鶏””の産むたまごなど、時代にマッチしたさまざまな特殊卵の開発も進めています。近い将来、当社の””産みたて新鮮たまご””を使った加工食品の開発も、ぜひ、行ってゆきたいと考えています。